綿花畑が広がるミシシッピ州グリーンウッドにある小さなコミュニティAMラジオ局、WABG(Awesome A.M. 960 KC)が存亡の危機に瀕しており、彼らを救うための署名運動が進行中だ。
WABGはブルースをはじめとするミシシッピデルタの音楽を新興、保存することを目的とした局だが、他州から参入したラジオネットワーク企業Delta Radio Networkが競合を潰すために動いているという。当初はWABGに買収を持ちかけたものの断られると、FCC(米国連邦通信委員会)に働きかけ、同局の放送免許を更新しないように圧力をかけている。
WABGの設立者でゼネラル・マネージャーのジェイムズ・ポー氏は、日本の一部ブルース・ファンにも知られた存在だ。何度か来日して日本のアーティストやお店をラジオ番組で紹介したこともある。
彼らのような草の根的な活動をするラジオ局の存在は貴重で、是非ともこの危機を乗り越えて存続してもらいたいものだ。
是非、日本のブルース&ソウル・ファンの皆さんもご支援を!
ラジオは公式サイトからオンラインでも聴くことができる。