シル・ジョンスンは〈イズ・イット・ビコーズ・アイム・ブラック〉で、「俺が黒人だからか」と問いかけ、シカゴのゲットーが抱える、ブルースとしか言いようのない現状をストーリー仕立てで歌う。映し出された現実、そこに込められた批判。社会の歪みを告発するブルースの一面がここにもある。シルはソウル・シンガーとしても活躍しているが、彼の出発点はブルースにあり、彼自身「俺の根っこにはブルースがある」と公言している。これはソウル時代のヘヴィなブルースだ。
A Is It Becuase I’m Black
B Let Them Hang High