「戦前ブルース」とは第二次世界大戦以前に録音されたブルースを指す。本特集では戦前ブルースのトレンドの推移をある程度追いながら、1920 ~ 40年代前半にかけて録音されたブルースをスタイルや地域別に分類整理して紹介する。古いものは今から100年前にさかのぼる。遠い時代の音楽だ。当時の78回転盤SPレコードはスクラッチノイズも大きく、当時活躍したブルース・シンガー /ミュージシャンの写真はモノクロだ。古ぼけたイメージが先行しがちだが、ブルースは当時最先端の流行音楽であったことを忘れてはいけない。フレッシュな音楽の宝庫、戦前ブルースの世界へ、いざ。
★ 見て感じて思いを馳せる 戦前ブルース レコード図鑑 [髙地 明]
★ LPで聴く戦前ブルース トレンド/スタイル/人物でたどる約20年間
[戦前ブルースの巨人]
①ベッシー・スミス
②マ・レイニー
③ブラインド・ブレイク
④ブラインド・レモン・ジェファスン
⑤レッド・ベリー
⑥チャーリー・パットン
⑦ミシシッピ・シークス
⑧メンフィス・ジャグ・バンド
⑨メンフィス・ミニー
⑩ブラインド・ウィリー・マクテル
⑪リロイ・カー
⑫ロニー・ジョンスン
⑬ルーズヴェルト・サイクス
⑭ビッグ・ビル・ブルーンジー
⑮サニー・ボーイ・ウィリアムスン
⑯スリーピー・ジョン・エスティス
⑰ブラインド・ボーイ・フラー
⑱タンパ・レッド
⑲ロバート・ジョンスン
★ [コラム]戦前ブルース復刻レーベル8選
【その他の主な記事】
●[インタヴュー]内田勘太郎×甲本ヒロト 2ndアルバム『懲役二秒』発表! 帰ってきたブギ連 [妹尾みえ]
●[インタヴュー]永井“ホトケ”隆×山岸潤史 会話のような初のデュオ・アルバム
●[インタヴュー]コージー大内 待望の新作『夜明のステーション』発売 [濱田廣也]
● 追悼 ジョン・メイオール “ゴッドファーザー・オブ・ブリティッシュ・ブルース”よ、永遠に [山﨑智之]
● 幻の映画『ブルースの魂』が2024年末公開
● 祝! 結成45周年、吾妻光良&The Swinging Boppers新アルバム発表
● イベント「ブルース120年の歩みを知る」開催決定
● 小出斉のギター・マガジン長寿連載が一冊に──『小出斉のブルース雨アラレ』
● ギターからみる現代ジャズ論──佐藤英輔著『越境するギタリストと現代ジャズ進化論』
● デルマークのシカゴ・ブルース名盤デラックス版がスペシャル・プライスで登場
● エレクトリック・レディ・スタジオ、始まりの記録──ジミ・ヘンドリックス『エレクトリック・レディ・スタジオ:ヴィジョン』
● フィリー・ソウルを探る連続企画 第8回 「フィラデルフィアのフランキー・ビヴァリー」 [林 剛]
● [新作アルバム・リヴュー]ジョンテイヴィアス・ウィリス/シュミーカ・コープランド/カーティス・サルガド/スティーヴ・クロッパー/ジェイムズ・コットン/ゴールドワックス・レコードほか
【連載】
☆ 永井ホトケ隆 好評連載「Fool’s Paradise」第28回
☆ [連載第7回] Soul Twine 私のソウル・グルーヴ・ギター探求「アーサー・アダムズ(1)」[髙地 明]
☆ KEEP ON KEEPIN’ ON ソウル/ファンク名盤のメッセージを読む 第23回 『ビルウィザーズ ライヴ・アット・カーネギー・ホール』/中田 亮
☆ SONS OF SOUL/林 剛
☆ 完全なる真空管/丸屋九兵衛
☆ ゴナ・ヒット・ザ・ハイウェイ〜西海岸と南部を結ぶ「I-10」沿道音楽巡り/日向一輝
☆ なんてったってインディ・ソウル 蔦木浩一×齋藤雅彦×編集部H
☆ フード・フォー・リアル・ライフ 〜歌詞から見るブルース&ソウルの世界/中河伸俊
☆ 鈴木啓志のなるほど! ザ・レーベル VOL.109「Clock」
☆ ゴスペル・トレイン「俺たちだってオリジナル! ブラインド・ボーイズ・オヴ・アラバマの歴史(6)」/佐々木秀俊+高橋 誠
☆ BLUES IS MY BUSINESS no.256/吾妻光良
☆ 原田和典の魂ブチ抜き音楽
☆ 文聞堂書房〜古書掘りコラム「『ハーレムの黒人たち──植草甚一スクラップ・ブック20』植草甚一著」/出田 圭
☆ ICHIのチタリン・サーキット最前線
☆ International Music Stroll〜世界の音楽にぷらりと出会おう/ワダマコト
☆ ニッポンの。国内アーティスト新譜紹介/妹尾みえ
☆ ブルース&ソウルが流れる店/轟美津子/加藤千穂
☆ Ain’t That Good News 国内ライヴ/イヴェント情報ほか