ギブソンは米国ナッシュヴィルでのギター生産50周年を記念し、これまでカスタムショップのみで生産されていた『Les Paul Custom』を、『Les Paul Custom 70s (レスポール・カスタム70s:以下和名)』として、レギュラーラインに20年ぶりに復活することを発表した。
1975年、ギブソンがテネシー州ナッシュヴィルに新たな生産拠点を移した際に、新工場で最初に生産されたモデルのひとつがレスポール・カスタムである。これらは瞬く間に当時のヘヴィメタルの先駆者やハードロックのアイコン達に支持されるヒット商品になり、ミュージック・シティと呼ばれるナッシュヴィルでギター生産を開始して50周年を迎える今年、そのアイコニックなレスポール・カスタムがレギュラーラインに復活する。
『ギブソン レスポール・カスタム 70s』は、ヘッドストックの装飾から、マホガニーボディ、5層バインディングを施した3ピース・メイプルトップ、そして1970年代を彷彿とさせるレトロなフィニッシュ等、往年のレスポール・カスタムのクラシックな趣をそのままに、当時のスペックを忠実に再現している。
1953年に「レスポール」の高級仕様として誕生したレスポール・カスタム。その漆黒のボディは、レス・ポール本人が「タキシードのようなギターが欲しい」とリクエストしたことから始まった。1961年にはシングルカッタウェイが一度姿を消し、後にSGカスタムとして知られる新たなモデルに引き継がれるが、1968年にオリジナルのシングルカッタウェイが復活。そして1970年代に入ると生産拠点はカラマズーからナッシュヴィルへ移り、オール・マホガニーボディからメイプル・トップのボディを新しく採用するなど、仕様はさらに洗練されていった。 70年代のレスポール・カスタムは、現在ヴィンテージ市場ではさらに評価が高まっているモデルのひとつだ。ギブソンはその伝説を忠実に再現すべく、『レスポール・カスタム 70s』をリリースした。
『レスポール・カスタム 70s』は、1970年代のクラシックな仕様を特徴とし、マホガニーボディに3ピース・メイプルトップを採用。ボディには、5プライのトップ・バインディングと3プライのバック・バインディングが施される。70年代プロファイルのボリュート付メイプルネック、バインディングを施した22ミディアム・ジャンボフレットのエボニー指板にはマザーオブパールのブロックインレイ、さらにバウンド・ヘッドストックには、ギブソン・スーパー400に起源を持つ、有名なカスタム・スプリット・ダイヤモンド・ヘッドストック・インレイが施されている。
アルミ製ナッシュヴィルTune-O-Maticとストップバー・テールピース、信頼性の高いGrover Rotomaticキーストーン・チューナー、Posi-Lokストラップロックはゴールドハードウェアを採用、さらに70年代仕様のウィッチハット型コントロールノブまで、当時の仕様を忠実に再現している。また、ピックアップはCalibrated T-Typeハムバッカーを2基搭載し、オレンジドロップ・キャパシターを使用したハンドワイヤード配線で当時のトーンも忠実に再現している。
フィニッシュはグロス・ニトロセルロース・ラッカー仕上げで、エボニー、タバコ・バースト、ワイン・レッド、そしてバタークリーム・トップまで全4色をラインナップ。ハードシェルケースが付属。
『レスポール・カスタム70s』は、
Gibson Les Paul Custom 70s
【参考価格】580,800円(税込)
【発売開始時期】発売中
【カラー】
- タバコ・バースト
- エボニー
- バタークリーム・トップ
- ワイン・レッド
【製品ページ】
gibson.jp/electric/les-paul-custom-70s【国内ギブソン正規販売店】
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