2024.2.27

ルーサー・ヴァンドロス、最初期の作品『ルーサー』(1976年)と『ディス・クロース・トゥ・ユー』(1977年)が48年ぶりに再発決定!

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ソニー・ミュージックエンタテインメントのカタログ部門であるレガシー・レコーディングスとプライマリー・ウェーブ・ミュージックは、2005年に54歳で亡くなった偉大なR&Bシンガー:ルーサー・ヴァンドロスの最初期の2枚のアルバム『ルーサー』(1976年)と『ディス・クロース・トゥ・ユー』(1977年)の再発売を発表しました。今回2作品とも、CD/LPレコード/デジタル配信の3形態で同時にリリースされます。(※ルーサー:2024年4月19日発売/ディス・クロース・トゥ・ユー:2024年6月7日発売)

なお、日本盤CDも発売予定とのことです。

これら2枚のアルバムは、ルーサー・ヴァンドロスがEpic Recordsと契約し、1981年に「Never Too Much」で華々しくデビューする以前の作品となります。ルーサー・ヴァンドロスはソロ・デビュー前、デイヴィッド・ボウイ『Young Americans』(1975年)など数多くのセッションでバック・ヴォーカルを務めていましたが、その合間に、自身を中心とするプロジェクト「ルーサー」名義で、Cotillion Recordsから2枚のアルバムを発表しました。これら2枚のアルバムはチャートに入ることはありませんでしたが、その洗練された楽曲と、ルーサーの若々しくも情熱的な歌声のマリアージュで、好事家たちの間では“伝説のアルバム”として語り継がれてきました。後にアーティスト本人が権利を買い戻し、いっさいCD化やデジタル配信をされていませんでした。一時は中古レコード市場で数万円の高値で取り引きされていたほどで、まさしくソウル・ミュージック・ファン垂涎のお宝アルバムとして知られています。

ソウル・ミュージックと、その後のR&Bシンガーたちに決定的な影響を与えた歌手:ルーサー・ヴァンドロスは惜しくも2005年7月1日、54歳の若さで亡くなりましたが、今もジャンルを超え多くの歌手からリスペクトされるアイコンであり続けています。2024年1月、米国で開催されたサンダンス映画祭でプレミア上映されたドキュメンタリー『Luther: Never Too Much』(監督:ドーン・ポーター/音楽監督:ロバート・グラスパー)は、40年以上にわたるキャリアを追いながら創作の裏側と知られざる素顔に迫った作品と、多くのアーティストや音楽業界人から絶賛されています。

【アルバム紹介】

●2024年4月19日リリース:『ルーサー』(1976年作品)

すべての楽曲をルーサーが書き下ろし。力強くファンキーなビートと、モータウンで数多くのヒットを生んだポール・ライザーによる流麗なアレンジに乗って歌い上げるルーサー節が心地よい。ナット・アダレイJr. (キーボード)など、80年代以降のルーサー・サウンドを形成するキーマンが早くも参加している。

〈収録曲〉
“LUTHER”
1.Funky Music (Is A Part Of Me)
2.The 2nd Time Around
3.I’ll Get Along Fine
4.Everybody Rejoice (From the Tony Award Winning Musical, “THE WIZ”)
5.Emotion Eyes
6.This Strange Feeling
7.It’s Good For The Soul (Parts I And II)

Bonus Track(CD/デジタル配信のみ)
8. The 2nd Time Around (Instrumental)

●2024年6月7日リリース:『ディス・クロース・トゥ・ユー』(1977年作品)

前作に続き、全曲ルーサーが書き下ろし、ポール・ライザーが編曲を担当。バックを固めているのは、ナット・アダレイJr.(キーボード)やコーネル・デュプリー(ギター)、ウィル・リー(ベース)ほか東海岸の敏腕ミュージシャンたち。シックのナイル・ロジャーズ(ギター)も参加している。フィリー・ソウル的な甘く心地よいメロディーと歌声は前作以上に高く評価されている。

〈収録曲〉
“THIS CLOSE TO YOU”
1.This Is For Real
2.A Lover’s Change
3.Don’t Take The Time
4.Jealousy Is In Me
5.I’m Not Satisfied
6.This Close To You
7.Don’t Wanna Be A Fool
8.Come Back To Love
9.Follow My Love

Bonus Tracks(CD/デジタル配信のみ)
10.Can’t Get Enough Good Loving
11.Come Back To Love (Instrumental)
12.Don’t Wanna Be A Fool (Instrumental)

【プロフィール】
ルーサー・ヴァンドロス(1951年4月20日生~2005年7月1日没)

1951年生まれ、NY・マンハッタンのロウアー・イースト・サイド出身。1972年にブロードウェイ・ミュージカル『ウィズ』で彼が作曲した曲が採用されたことからショウビズ界でのキャリアがスタート。デイヴィッド・ボウイが彼にアレンジとバック・ヴォーカルを依頼して一躍注目を集める。売れっ子ヴォーカル・アレンジャー&セッション・シンガーとしてバーブラ・ストライサンドやダイアナ・ロス、ロバータ・フラックなど多くの有名シンガーのコーラスを務めた後、Epic Recordsから1981年にソロ・シンガーとして『ネヴァー・トゥー・マッチ』でデビューする。タイトル曲の他にも、バート・バカラック作のバラード〈ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム〉がヒットし、一躍80年代のブラック・コンテンポラリーの旗手に躍り出た。そのヴェルヴェットのようにスムーズでゴージャスな歌声と独特な歌唱スタイルは、現代の男性R&Bシンガーたちに大きな影響を与えた。また、デュエットの名手としても知られており、シェリル・リン、ディオンヌ・ワーウィック、マライア・キャリー、ジャネット・ジャクソン、ビヨンセなどと多くのヒット曲を残した。1998年にVirgin Recordsに移籍し、その後クライヴ・デイヴィス率いるJ Recordsに迎え入れられる。2003年、ラスト・アルバムとなった『ダンス・ウィズ・マイ・ファーザー』をリリースし、初登場で全米No.1を獲得するも、同時に脳卒中で倒れ闘病生活に入る。2005年7月1日、54歳で亡くなる。
これまでにグラミー賞8部門を受賞(ノミネートは31回)、アメリカン・ミュージック・アワードを8度受賞。

【リンク】
公式ウェブサイト(英語) www.luthervandross.com
ソニーミュージック公式ウェブサイト(日本語) www.sonymusic.co.jp/artist/LutherVandross/
“Luther”予約(1曲目“Funky Music”を試聴できます):luthervandross.lnk.to/luther
“This Close To You”予約:luthervandross.lnk.to/thisclosetoyou

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