「ステージでもステージ以外でも、チャーリーのことが惜しまれるよ」
----ミック・ジャガー (2021 年 9 月ノーフィルターツアーにて)
世界中の音楽ファンはもちろん、多くのアーティストも魅了し、2022 年には結成 60 周年を迎える平均年齢 76 歳のモンスターバンド、ザ・ローリング・ストーンズ。去る8/24(現地時間)、ストーンズのドラマ ー、チャーリー・ワッツの突然の訃報に、世界中が深い悲しみに包まれた。ジャズの影響を受けたドラミングと、英国紳士な佇まいでファンたちから愛され、デビュー当時からのメンバーとしてストーンズを支えてきたチャーリー。その訃報にストーンズメンバーをはじめ、元ザ・ビートルズのリンゴ・スターや ポール・マッカートニー、エリック・クラプトン、クイーンのブライアン・メイ、オノ・ヨーコら世界中のアーテ ィストたちからも追悼のコメントが寄せられた。
チャーリー・ワッツへの追悼の意を込め、1968 年に製作されたジャン=リュッ ク・ゴダール監督による、ザ・ローリング・ストーンズの伝説の音楽ドキュメンタ リー『ワン・プラス・ワン』の公開が、急遽決定。12/3(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて、現在絶賛上映中だ。
1968 年のロンドン、バンド黄金期を迎える若き日のストーンズのレコーディング風景が納められている本作。ロック史に残る名曲「悪魔を憐れむ歌」が完成するまでの過程を記録した映像と、社会運動にかかわるドキュメンタリーめいたフィクション映像が交差する音楽ドキュメンタリー。ゴダールとストーンズによる化学反応がスクリーンに繰り広げられる。