エリック・クラプトンと昔から共にプレイしているメンバーによる17曲を収めたライヴ作品『レディ・イン・ザ・バルコニー:ロックダウン・セッションズ』が発売される。
この作品は、パンデミックの影響を受け、2021年5月ロイヤル・アルバート・ホールでのコンサートが結局キャンセルになり、その代わりにイギリスのウェスト・エセックスでバンド仲間と集まり、小さなコンサートを開催した際に収録されたもの。
参加メンバーは、ネイザン・イースト(ベース&ヴォーカル)、スティーヴ・ガッド(ドラム)、クリス・スティントン(キーボード)で、クラプトンのお馴染みのスタンダード曲に加えて、ブルースからカントリー、そしてレアなナンバーなどをアコースティックで演奏している。
(公式インフォメーションより)
クラプトンのグラミー賞受賞作などをプロデュースして長年にわたり付き合いのあるレジェンド・プロデューサーのラス・タイトルマン(ジェイムズ・テイラー、ジョージ・ハリスン、ブライアン・ウィルソン、ランディ・ニューマン、リッキー・リー・ジョーンズ)が見守る中、クラプトンと仲間たちは、ウェスト・エセックスにあるカウドレー・ハウスでライヴ・レコーディングされたこの作品で、「アフター・ミッドナイト」、「いとしのレイラ」、「ベル・ボトム・ブルース」、「ティアーズ・イン・ヘヴン」、「だれも知らない」、「キー・トゥ・ザ・ハイウェイ」などの時代を超えた名曲を再び取り上げている。膨大なレパートリーの中から、最も愛されている曲を厳選して演奏するだけでなく、クラプトンとバンド・メンバーは、ピーター・グリーン時代のフリートウッド・マックの「ブラック・マジック・ウーマン」や、「マン・オブ・ザ・ワールド」など、自分自身や、自分と同世代の仲間たちのキャリアに深い影響を与えた曲も取り上げてカヴァーしている。
このプロジェクトは、パンデミックの影響を受け、2021年5月のロイヤル・アルバート・ホールでのコンサートが結局キャンセルに追い込まれてしまったことに端を発している。クラプトンは、このコンサートに代わるものを求めてさまざまな選択肢を考えながら、イギリスの田舎でバンド仲間と集まり、小さなコンサートを開催することにした。参加者は自分たちだけ。しかしながらカメラだけは回し続けた(クラプトンの妻のメリアが、唯一の部外者で、このセッションのタイトルは、その事実からインスピレーションを得たものである)。このほとんどアコースティックによるセットは、エリック・クラプトンの“アンプラグドII”になるのかと思われたが、そうはならなかった。エレクトリック・ギターで演奏された曲が3曲あったからである。結果、出来上がった作品は、単純にグレイテスト・ヒットの羅列ではなかった。彼自身にとっての永遠の名曲を知ることができる興奮するような体験を我々に与えてくれるこのアルバムでのパフォーマンスは、クラプトンの全キャリアの中でも、もっともプライベートでオーセンティックなものだと言える。
1963年にヤードバーズに加入したクラプトンはプロのミュージシャンとしてのキャリアをスタートさせ、その後、彼はさまざまなバンドで演奏し、数多くのアルバムを発売し、世界中で数えきれないほどの公演をソールドアウトにしてきた。彼の伝説的なギター・ワークは、各方面から大絶賛され、エリック・クラプトンの評判はゆるぎないものとなっている。
エリック・クラプトン『レディ・イン・ザ・バルコニー:ロックダウン・セッションズ』 は、DVD、ブルーレイ、CD、DVD+CD、ブルーレイ+CD、4K UHD+ブルーレイ、180g2LP、限定の180gイエロー・ヴィニール盤LP、DVDとブルーレイ、CDに40ページの12インチ×12インチのハードカヴァー写真集付きのデラックス・エディション、デジタル・ヴィデオ、そしてデジタル・オーディオというフォーマットでリリース予定。(4K UHD+ブルーレイ、LPは輸入盤のみの発売).
<[CD] 日本盤のみボーナス・トラック>
18.イズント・イット・ア・ピティー