ユニバーサル・ミュージックの再発企画で、ソウル・ファンも大注目の「Throwback Soul ソウル/ファンク 定番・裏名盤・入手困難盤」のシリーズ第3弾「ニュー・ジャック・スウィング / ヒップホップ・ソウル・エラ〜ネオ・ソウル前夜編 Vol.1」が3月29日に、「Vol.2」が4月26日に発売となる。
第3弾は、R&B史上最もダンス機能が強化されたビートを擁し、バッグバンドに代わってDJとダンサーが配された、88年から95年にかけて発表されたR&Bにフォーカス。国内初CD化やサブスク未配信含む、CDでは入手困難な裏名盤を中心とした全40タイトルがラインナップ。全タイトル1,320円(税込)とお求めやすい価格なので、ソウル・ファンはもちろん、ソウルやR&Bをこれから掘りたいビギナーも、新しい愛聴盤をぜひ見つけてほしい。全ラインナップは公式サイトからチェックしよう。
3月29日に発売となる「ニュー・ジャック・スウィング / ヒップホップ・ソウル・エラ〜ネオ・ソウル前夜編 Vol.1」は、下記3タイトルを含む22タイトル。
アフター7『アフター7+2』(UICY-80251)
ベイビーフェイスの兄弟とその友人で構成されたヴォーカル・グループのデビュー作はL.A.&ベイビーフェイスを軸にラフェイス勢全面支援。「ヒート・オブ・ザ・モーメント」などのダンサーで人気を掴んだあと、ベイビーフェイス節なバラード「レディ・オア・ノット」で全米7位、R&B首位を獲得。(1989年発表)
アリソン・ウィリアムズ/ロウ+2 (UICY-80252)
ハイ・ファッション、シェイズ・オブ・ラヴを経てソロ転向した[Def Jam]初・女性シンガーの初作。ヴィンセント・ベル手掛ける黎明期NJS「マイ・ラヴ・イズ・ソー・ロウ」「スリープ・トーク」はR&Bトップ10ヒット。クワイエット・ストーム定番曲「ジャスト・コール・マイ・ネーム」、モーメンツ・カヴァーなど、オールドスクールとニュースクールのマナーを併せ持つ。(1989年発表)
ショマリ『エヴリ・デイ・ハズ・ア・サン』
アルバムはこの1枚のみも、日本のR&Bファンに人気の男性トリオ。R&B DJ間に人気の「イフ・ユー・フォール・ザ・ニード」、ラファエル・サディークがトニーズ・バック陣起用の「レット・イット・ビー・ミー」、グレン・ジョーンズをフィーチャーした「スタンド・フォー・サムシング」など、聴きどころ満載!(1992年発表/国内初CD化)
4月26日に発売となる「ニュー・ジャック・スウィング / ヒップホップ・ソウル・エラ〜ネオ・ソウル前夜編 Vol.2」は、下記3タイトルを含む18タイトル。
サウンズ・オブ・ブラックネス『アフリカ・トゥ・アメリカ』(UICY-80276)
ジャム&ルイス主宰[パースペクティヴ]からの2作目はアフリカン・アメリカンの足跡を照射、グループの高い表現力にフライトタイム勢のプロダクションががっぷり四つの力作。フロアでは今なお人気の「アイム・ゴーイング・オール・ザ・ウェイ」を筆頭に「アイ・ビリーヴ」「エヴリシング・イズ・ビー・オーライト」等を収録。(1994年発表)
ジョー『エヴリシング +2』(UICY-80278)
「オール・ザ・シングス」大ヒット以前はNJSの似合う男だった…
現行男性R&Bシンガー中、日本で屈指のファンベースを有するジョーの[マーキュリー]発デビュー作! R&B DJに人気の「アイム・イン・ラヴ」「オール・オア・ナッシング」「ザ・ワン・フォー・ミー」を収録。
(1993年発表)
ジャネイ『ブロナウンスド・ジャネイ』(UICY-80298)
テンプル大で出会ったレネ―とジーンが、フレイヴァー・ユニット・コンピに収録されたマイケル・ワイコフ使いの「ヘイ・ミスターD.J.」大ヒットを期に[モータウン]と契約、同曲プロデューサーのケイ・ジー(ノーティ・バイ・ネイチャー)が大半を手掛けたデビュー作。ヒップホップ・ソウル・チューンは無論のこと、ピアノやストリングスを演奏するふたりの高い音楽素養が垣間見えるスロウもまた絶品。(1994年発売)
「Throwback Soul ソウル/ファンク 定番・裏名盤・入手困難盤」シリーズの編成を務めるユニバーサル・ミュージックの山内善雄さんのインタヴュー「【SPECIAL INTERVIEW】80年代ソウルを語る Vol.3 ー山内善雄さん」も公開中なので、合わせて楽しんでいただけたら幸いだ。