全米No.1バンドはなぜ失墜したのか? 国家的キャンセルカルチャーに巻き込まれた悲劇のロックバンドBS&T
冷戦下の東欧ツアーと半世紀以上を経て発掘された未発表映像があぶり出す、アメリカVS共産主義の不都合な歴史
ロック史上最大の謎のひとつ “ブラッド・スウェット&ティアーズ(BS&T) は何故消えてしまったのか” その陰謀と真相に迫るドキュメンタリー
2024年9月27日(金)より恵比寿ガーデンシネマ、 シネマート新宿、シネ・リーブル池袋他 全国順次公開
50年以上の時を経て初公開となった鉄のカーテンの向こう側で撮
これまで明らかになっていなかった数多の機密データにより、
BS&
彼らが鉄のカーテン内で目撃してしまったもの、
壮大な音楽サスペンス・ドキュメンタリーが日本に上陸!
【ブラッド・スウェット&ティアーズ】
1967年、ブルース・プロジェクトを脱退したアル・クーパー(vo, key)がボビー・コロンビー(ds)、スティーヴ・カッツ(gt)と結成。ホーンセクションを従えるロックバンドという斬新なサウンドは、その後のシカゴ、チェイス、タワー・オブ・パワーなどのホーン入りバンドが一世を風靡する先駆けとなった。68年のデビュー作『子供は人類の父である』は全米TOP50ヒットとなるが、直後アルは脱退。新ヴォーカルのデヴィッド・クレイトン・トーマス加入後のセカンドアルバム『血と汗と涙』は7週連続全米1位を記録、第12回グラミー賞を受賞、収録曲の「スピニング・ホイール」「アンド・ホエン・アイ・ダイ」「ユーヴ・メイド・ミー・ソー・ヴェリー・ハッピー」もシングルチャートを席巻。そんな絶頂期の中、本作の舞台となる東欧ツアーへと旅立ってゆく。
【監督:ジョン・シャインフェルド】
『ジョン・コルトレーン チェイシング・トレーン』(2016)、『PEACE BED アメリカVSジョン・レノン』(2006)等の音楽ドキュメンタリーで日本でも高い評価を得る。本作は2024年の全米脚本家組合賞を受賞。本作についてのコメント:「本作は音楽愛好家やBS&Tファンのためだけのものでもない。政治スリラーであり、そして驚くほど力強い共鳴と、今日世界で起こっていることとの類似性を持っている」
ブラッド・スウェット&ティアーズに何が起こったのか?
(原題:What The Hell Happened To Blood Sweat & Tears?)
監督:ジョン・シャインフェルド/字幕:山口三平/2023年/アメリカ制作/112分
出演:ボビー・コロンビー、スティーヴ・カッツ、デヴィッド・クレイトン・トーマス、ジム・フィールダー、フレッド・リプシウス(以上BS&Tメンバー)、クライヴ・デイヴィス(プロデューサー)、他