ブルース&ソウル・レコーズがゲストを招き、ブルース&ソウルの魅力を紹介するプレイリスト企画『BSR Playlist Archives』。第2回のゲストはジャパニーズ・ファンクを牽引してきたファンクバンド「オーサカ=モノレール」のフロントマン、中田亮氏。
今回は、本誌でソウル/ファンク名盤のメッセージを読み解く連載記事「KEEP ON KEEPIN' ON」を好評連載中の中田亮氏に「フリーダム・ソング」をテーマにセレクトいただいた。音楽とともに、苦難の時代に立ち向かったアフリカン・アメリカンたち。これら楽曲で謳われているメッセージに、改めて目を向けてみると、現代を生きる私たちにこそ強く語りかけているように感じさせる。本誌で絶賛連載中の中田亮氏の記事と併せてお楽しみいただけたらと思う。
プレイリストはこちらから!
Vol.2 「フリーダム・ソングス」
(中田亮氏によるコメント)
2020年、Black Lives Matter運動がさらに大きな潮流となって現れました。
かつて、キング牧師は、公民権運動を「黒人革命の第一期」と位置づけましたから、それならばBLM運動は、その第二期または第三期、公民権運動の「つづき」や「やり直し」にちがいありません。
50年代後半から60年代前半にかけて、朗らかに歌をうたいながら行進する、というスタイルで、南部の隔離政策を打ち破り、黒人の投票権を獲得しました。
黒人霊歌やゴスペル曲、またはその替え歌を、行進や集会で歌って、音楽から力を得て、警察犬や放水と闘ったのだそうです。
「フリーダム・ソングス」というのは、このときに歌われたものを指します。
その息吹を感じることができる曲・録音物を、力およばずながら集めてみました。お楽しみください。
かつて、キング牧師は、公民権運動を「黒人革命の第一期」と位置づけましたから、それならばBLM運動は、その第二期または第三期、公民権運動の「つづき」や「やり直し」にちがいありません。
50年代後半から60年代前半にかけて、朗らかに歌をうたいながら行進する、というスタイルで、南部の隔離政策を打ち破り、黒人の投票権を獲得しました。
黒人霊歌やゴスペル曲、またはその替え歌を、行進や集会で歌って、音楽から力を得て、警察犬や放水と闘ったのだそうです。
「フリーダム・ソングス」というのは、このときに歌われたものを指します。
その息吹を感じることができる曲・録音物を、力およばずながら集めてみました。お楽しみください。
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中田亮(なかたりょう)
1972年生まれ。1992年在学中にジェイムズ・ブラウン・スタイルのファンクバンド「オーサカ=モノレール」を結成。ボーカル/キーボードを担当。ジェイムズ・ブラウン・ファミリーのソウルディーヴァ、マーヴァ・ホイットニーとマーサ・ハイの来日公演の企画およびアルバムプロデュースを行う。また、映画『コフィー』『スーパーフライ』の自主配給や、スパイク・リー『ブラック・クランズマン』ほか字幕監修も多数担当。
1972年生まれ。1992年在学中にジェイムズ・ブラウン・スタイルのファンクバンド「オーサカ=モノレール」を結成。ボーカル/キーボードを担当。ジェイムズ・ブラウン・ファミリーのソウルディーヴァ、マーヴァ・ホイットニーとマーサ・ハイの来日公演の企画およびアルバムプロデュースを行う。また、映画『コフィー』『スーパーフライ』の自主配給や、スパイク・リー『ブラック・クランズマン』ほか字幕監修も多数担当。
オーサカ=モノレール公式サイト:www.osakamonaurail.com